オンラインビジネスサロンで学ぶアフターコロナ世界経済の先行き

お問い合わせはこちら 会員登録はこちら

ブログ

オンラインビジネスサロンで学ぶ アフターコロナ世界経済の先行き 

2020/06/25

―世界経済の先行きをどう見ていますか。

アフターコロナ世界経済の未来

皆さん、こんにちは。中小企業の未来創造パートナーの宮野です。

本日の日経新聞朝刊から取り上げる記事は【世界、景気後退深刻に コロナ前回復「22年ごろ」 世銀局長に聞く】です。

世界銀行で経済見通しの作成を統括するアイハン・コーゼ開発見通し局長は日本経済新聞のインタビューで、世界経済が新型コロナウイルス感染拡大前の水準を回復するのは「2022年ごろになるだろう」と述べた。日本経済については、回復ペースが緩やかになるとの見方を示した。

 

アイハン・コーゼ氏|危機前の水準に戻るのはいつになりますか。

アイハン・コーゼ氏

「第2次世界大戦以来の深刻な景気後退に陥るのは明らかだ。20年は5.2%のマイナス成長を見込む。感染の第2波がくれば、マイナス8%程度まで落ち込むおそれがある。南米やサハラ砂漠以南のアフリカ、南アジアは深刻な感染拡大が続いている。経済活動が徐々に再開した先進国もまだ相当数の感染者がいて、リスクは小さくない」

―危機前の水準に戻るのはいつになりますか。

21年は4.2%のプラス成長を予測する。21年末時点でも経済は危機前の水準には戻らず、回復するのは22年ごろになるだろう。コロナ前の生活を取り戻すには、ワクチンの開発や治療法の確立が欠かせない。健康への懸念が残る限りは、経済の完全な回復は見込めない」

 

日本の見通しは。

20年に6.1%のマイナス成長に陥る。国内感染の封じ込めに成功しており、コロナ前の予測からの下方修正幅は欧米に比べて小さい。景気低迷は長引くだろう。日本経済は台風や消費税率の引き上げで、19年10~12月期から後退していたためだ」

21年の成長率はプラス2.5%程度と予測する。世界全体の見通しより低いが、日本の潜在成長率の低さを考えれば良い数字といえる。日本政府は非常に積極的な財政措置をとっており、これが奏功すれば予測を上回ることもありえる」

―世界で広がる積極的な財政・金融政策をどう評価しますか。

「危機を乗り越えるために今は政策手段を総動員する必要があるが、収束後には巨額の負債が残る。特に途上国の債務は金融危機に発展するおそれがあり、先進国は債務の減免で協調すべきだ」

―新たなライフスタイルは、経済成長につながりますか。

「コロナ禍で失業者が増え、子供たちは本来受けられたはずの教育機会を失った。人的資本の毀損は、ふつう潜在成長率を押し下げる。テクノロジーの活用で、こうした損失を埋められるかにかかっている」

”引用ここまで

日本経済新聞 (引用元日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60706930T20C20A6EE8000/)


〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●〇●

この記事からどんなことが学べるでしょうか。

コロナ禍の中、世界銀行が今月8日に経済見通しのレポートを発表しています。そのレポートに基づいたインタビューが記事になっていました。内容に入る前に、少し世界銀行について見てみます。

世界情勢から未来を予測

宮野宏樹のオンラインビジネスサロン

世界銀行とは

THE WORLD BANK(世界銀行)のホームページをみると、次のように書かれています。

世界銀行とは

世界銀行は、貧困の撲滅と持続的成長の実現に向けて、途上国政府に対し、融資、技術協力、政策助言を提供する国際開発金融機関です、とあります。

 

●世界銀行は2つの機関から成り立つ

国際復興開発銀行(IBRD)と国際開発協会(IDA)という二つの機関があります。IBRDは中所得国に、IDAは最貧国に融資を行っています。

 

●世界銀行の2030年までに達成するべき2つの目標

・極度の貧困を撲滅:1日1.90ドル未満で暮らす人々の割合を2030年までに3%以下に減らす

・繫栄の共有を促進:各国の所得の下位40%の人々の所得を引き上げる

 

●沿革

1947年7月のブレトン・ウッズ会議で、国際通貨基金と共に設立が決定された国際復興開発銀は、翌1945年に実際に設立され、1946年6月から業務を開始しました。

設立当初、国債通貨基金は国際収支の危機に際しての短期資金供給、世界銀行は第二次世界大戦後の先進国の復興と発展途上国の開発を目的として、主に社会インフラ建設など開発プロジェクトごとに長期資金の供給を行う機関とされ、両者は相互に補完しあうよう設立されました。

ただ、第二次世界大戦後の先進諸国の復興は、設立間もない世界銀行の資金力では到底追いつかず、1947年にアメリカ合衆国によるマーシャル・プランが開始されると、世界銀行は発展途上国の開発資金援助に特化することになりました。

1950年代、1960年代の世界銀行にとっての主要貸し出し国の一つが日本でした。日本は1952年に世界銀行に加盟した後、1953年から日本の借り入れが始り、合計8億6,000万ドルを借り入れ、その資金は東海道新幹線や名神高速道路・東名高速道路などのインフラ整備に充てられました。

その後の日本は融資を受ける側から、世界銀行に出資をする側となり、日本は5大出資国の1つとなって理事一人を自由に任命することができるようになっています。また、1990年7月には世界銀行からの借金を全額返済することになっています。

”引用ここまで (引用元世界銀行ホームページhttps://www.worldbank.org/ja/country/japan )

 

●世界銀行副総裁を経験された日本人の書籍より

西水美恵子さんという日本の方が世界銀行の副総裁として活躍されており、そのご著書に「国をつくるという仕事」(英治出版)という書籍があります。

一部抜粋

世界銀行グループは加盟国国民の「共済組合」だと知る人は意外に少ない。市場から好条件で借りる力のない「組合員」に、いろいろな形で長期復興開発資金を用立てるのが本命。

グループの本体、国際復興開発銀行(IBRD)は、北朝鮮とキューバを除く全世界加盟国からの出資金とAAAの最高信用格付けをもとに、低金利の債権を発行する。

それを資金源に、市場ベースでできる限り金利を抑え、償還期間約20年(据え置き)の融資をする。IBRDは毎年純益の一部をIDAの資金源とし、日本と共に拠出「大株主」でもある。

もちろん金融業だからリスクが伴う。だが、「組合員」はいくらやり繰りがきつくても共済組合に返済するため、大変な努力をする。あのアフガニスタンでさえ、どうにもならない最後の最後まで返済努力を惜しまなかった。ゆえに世銀が負うリスクとは、何らかの政治的な理由から国民が国体としてまとまらなくなることに尽きると考える。

気が遠くなるほど長い融資だ。今日生まれた乳飲み子が社会人となるまで国体が持続するかを見きわめねばならない。その確率判断をもとに貸倒引当金を計上し、準備金高を決定するのだから、真剣勝負。資本金を出資する組合員にとっても、融資を受ける組合にとっても、大事となる。

初めは、恐ろしい大責任だと考えこんでしまった。悩みぬいた末、国体持続の判断は、歴史的観点を踏まえたうえで、国民と国家指導者の信頼関係を感じ取るしかないと思った。だから、草の根を歩き巡り、貧村やスラム街にホームステイをし、体を耳にするのが仕事なのだと決めた。そして、その判断をもとに良い改革への正の外圧となることが、世銀のリスク管理と営業の神髄だと考えた。(抜粋終わり)

 

西水さんの覚悟から、世界銀行の重みを感じます。そして、だからこそ、世界銀行の予測に耳を傾ける必要があるのではと感じます。

 

世界情勢から未来を予測

宮野宏樹のオンラインビジネスサロン

パンデミックの経済影響 世界経済の見通し

世界銀行の予測レポートより

パンデミックの経済影響 世界経済の見通し

ベースラインの予測では2020年の世界のGDPは5.2%の縮小。第二波がくれば、8%の縮小と予測しています。

そして、1人当たり所得の歴史的収縮を心配しています。今回のパンデミックで2020年はほとんどの国が景気後退に陥ると予想しており、1870年以降、世界の最大の国々で一人あたりの所得が減少しています。

1人当たりの所得は先進国で7%縮小すると予測。この先進国の縮小は新興国と発展途上国の見通しに波及し、彼らは国内でのウイルスの大規模感染に対処するため、2.5%縮小すると予測しています。新興国、発展途上国の経済グループにとって、この60年間で最低の成長率となるとも予測しています。

 

これらの新興国と発展途上国は、この危機の前にすでに成長が鈍化していました。新型コロナウイルスの衝撃により、さらに経済的課題に直面することになっています。

また、想像よりもはるかに大きな経済的被害が起きるのではないかというのが、予測の大まかな趣旨になっています。

 

FRBはどう動くのか FRBの不気味な動き

6月24日付の新聞の内容の一つに「アクセル弱めるFRB」というのがありました。FRBが金融緩和のアクセルを緩めているとのこと。日銀を真似てのイールドカーブコントロール(金利操作)を目指しているのかもしれないとのことですが、この時期に金融緩和のアクセルを緩めると、ドル資金が不足し、破綻懸念が増大、金利が上昇して、株価下落が起きるのではないでしょうか。「うまくやる」ということなのでしょうが、それほどうまくいくのかどうか。”

世界銀行の予測レポートより

 

この状況から目を離すことは危険です。

覚悟を持って今を生きる

覚悟を持って今を生きる

このような非常にネガティブな経済予測になってしまうのですが、この状況から目を離すことは危険です。また、日本だけではなく世界の情報が、今ほど重要な時はないでしょう。一つには世界で広がっている感染であり、その動向が世界規模であること、もう一つは世界の経済の行方は、日本経済、私たちの日常にも確実に影響が出てきます。

だから、世界経済の動きを見ておく必要があり、世界銀行の予測も参考にしてみると良いと思います。

中小企業の未来創造パートナー 宮野宏樹

 

宮野宏樹のオンラインビジネスサロン

世界情勢から未来を予測

株式会社ホットプラス

株式会社ホットプラス

電話番号
075-325-1055
FAX番号
075-325-1056
所在地
〒564 -0062
大阪府吹田市垂水町3-4-4江坂A・Iビル 4F

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。